地方コンサート批評、前口上


度々申す様ですが、私は四国は徳島に在住しています。大都市圏に住んでいる人は考えた事も無いでしょうが、小地方都市の文化レベルは決して高いものではありません。

中でも、事、物品に関しては一部の物を除いて、今日我々の所でもそう不満を憶えることはありませんが(いや、あるなぁ、やっぱし)、一番情けなく思うのが文化面であります。

東京において、毎日掃いて捨てるほど行われているコンサートは、徳島では月に多くて数回(若しくは無い)なのです。それも、少人数で済む室内楽が殆どで、オーケストラの様な大人数のコンサートに至っては、年数回あればラッキーと言えます。

なにせ数が少ないので徳島に住んでいると、「コンサートの選り好み」は出来ません。好き嫌いを言えるほどコンサートが無いのです。幸いにして私は室内楽が好きなので、それでもよいし、最近、国内の演奏家のレヴェルは非常に高いので(徳島には外来演奏家は年に数回しか来ません)、それなりに楽しんではいます。(でもオペラに行きたいなぁ)

地方コンサート批評は、この様な地方でおこなわれたコンサート批評が中心です。経験上あまりないことですが、東京など著名な方々がやってくる演奏会では一生懸命演奏しても、地方のコンサートでは、手抜きで演奏する輩がいるやも知れません。

はっきり言って、自分の感じたそのままを書こうと思っています。悪口に気分を害された方は、音楽のわからん者がたわごとを言っている、と聞き流してやって下さい。