1996年6月 今月の時計


コルムって言いますと、例の国際信号旗があしらわれたアドミラルカップが大層有名で、人目でそれと分かる事から、昔は高級時計の顔の1つでもあったと思います。

中身は結局ムーブメントメーカーから調達した物(若しくはクオーツ)なのですが、ケースデザインや素材に凝った物が有って、なかなかユニークなメーカーですね。最近では、隕石をスライスした物を文字盤に使ったのとかが有ります。

さて、オークションで殆ど最低価格+αで入札したら、最低価格で落札してしまったのが、

Corumのタングステンケース、
パワーリザーブ付き自動巻時計

です。

ベゼルは金メッキなのですが、ケース素材はタングステンだそうです。ケースの素材にタングステンを使ったのは珍しいですね。身の回りにタングステンの物なんか無いので、高級素材なのかどうかさっぱり分からないまま、まぁ写真が綺麗だったので入札して買ってしまった訳です。

実物も写真通りのタングステンがとても綺麗な時計です。中のムーブメントを時計屋さんで見てもらいましたが、なかなか良いムーブメントだと言う評価で、状態もオイルも切れていないし殆ど新品状態だそうです。

後でちょっと調べてみましたが、ムーブメントはフレデリック・ピゲ製のキャリバー9640かと思われます。なるほど、時計屋さんがムーブメントをほめるはずです。(フレデリック・ピゲは高級ムーブメントメーカーとして有名です。ブランパンとは緊密な関係にありますね。)

送られてきた時計にはベルトの駒が3個付いてきましたが、腕に合わず2個追加しました。私は昔は腕が細い方だったのですが、最近太り気味で、腕までちょっと太くなってしまいました(まぁそれでも標準だと思うが)。

あんまり太って、最後の駒まで使い果たすとちょっと厄介です。中年太り続行中の中、せめてこの時計が付けられる様で居ようとは思っています。