1996年6月 今月の時計(その2)


時計も、奥様方の服やバックと同じでブランド志向の激しい分野ですね。その中で、時計の「雲上3大ブランド」と言えば、「パテック・フィリップ」「ヴァセロン・コンスタンティン」「ブレゲ」であります(正確には、そうとある雑誌がそう書き立てている)。

何故オーデマ・ピゲが入らないのか、ブランパンはどうなんだとか、ジャガー・ルクルトを是非入れたいぞ、そろそろフランク・ミューラーも考慮すべきだ、などと言う意見はもちろんあるでしょうが、、

しかしながら、最上のブランドとしてはやはり「パテック・フィリップ」をあげる人が多いようです。

さて、オークションで殆ど最低価格+αで入札したら、最低価格で落札してしまった」と言うのが先のコルムでしたが、マジに最低価格で入札したら、その最低価格で落札してしまったのが、

1915年頃のパテック・フィリップ

です。つまり殆ど買うつもりは無かったのです。こんな時はそんな物で、幾ら強気で入札しても落札できない時も有るのに、、、

この時計は裏蓋が2重になっていまして、一つ開けますと、"Fabrique specialment pour ..."と書かれています。つまり誰かさんの為に特別に作られた時計の様です。

来た時計は、以外と状態が良くて、結構正確に時を刻んでいたのですが、行き付けの時計屋さんに見てもらったら、完全に油が切れているらしくて、直ぐオーバーホールをお願いしました。