1997年10月、ユニバーサルのクロノグラフ


ユニヴァーサルの40年代後半のクロノグラフ

怒濤の様に時計を買ってしまった95年と96年でしたが、おかげで蓄えも底をつき、本当になにも変えない状況に陥ってしまいました。(私に貯金など有りません)

久しぶりの時計はちょっと安めの物を狙いまして、ステンレスケースのユニバーサルのクロノに(それも久しぶりに)入札しましたら落札出来ました。

最近こういったレトロ風のダイアルもまた多くて、新品でよく似たのも買えないこともありませんが、やっぱしアンティークが好きなので、、(文字盤も良い感じに時代を経た風になっていますね)。それと、ラグが結構特徴的ですよね。

ステンレスは腐食しずらい素材ですが、その腐食は内部に進行する傾向があるらしいので、ステンレスの場合はかなり深くでないと表面だけを磨いても駄目、と聞いたことがあります。それで、ステンレスで見た目からして、ケースが傷んでいるのは避けるようにしていますが、この時計は写真からしてケースも状態は良さそうです。

届いた時計も、写真で見た感じ通りで(印象がかなり違う場合もあります)、クロノも正常に機能しています。ただ、オーバーホールは必要な様でしたので、整備には出しました。

ステンレスなので使いやすく、割と使っていますが、なかなか良いです。基本はステンレスケース、と何方かがおっしゃっていましたが、その通りです。

ただオーバーホールをしてもらった時計屋さんの話では、古いので湿気とかがすぐはいるので気をつけるように、との事でした。古い時計は、雨の日には使っては駄目ですね。アンチショックも入っていないので、コンサートに行ったときも、拍手するときには時計をはずしています。

この時期のユニバーサルのクロノは結構見かけますが、オーバーホール代を含めても結構安く買えたかな、とは思っています。ただ何度も書きますが、実際に手にとって見ることが出来ない、外国のオークションへの書面による入札は、常にある程度のリスクは伴います。実際に送られてきた時計をみて、「こんなはずでは、、」と思うことも結構あります。