1959年産ワインだけを飲む会

第2回、フランス以外のワイン編


Recioto della Valpolicella Amarone 1959



普通単に「アマローネ」と呼ばれるイタリアはヴェネトのワインです。正式名は上記の通りです。レチョート(Recioto)とは葡萄の房を少し乾燥させてから作るワインの意味で、ヴェネトの特産です。ですからその名前は、「ヴァルポリチェッラのレチョートワインで甘くない物」と言うぐらいの意味あいでしょうか。アマローネ(Amarone)とは苦いと言う意味だそうです。

葡萄を乾燥させますから糖度が高くなりますが、アマローネはその糖分を余り残さずに発酵させますから(別に甘口に仕立てるワインも有る由、当然これはアマローネとは呼ばない)、アルコール度の比較的高めのワインになります。従って、当然長寿、濃縮されてもいますから特徴のあるワインと言われています。

従って、今回の中でも、トカイのワインを除いては一番の安全パイ。たとえ59年物で有ろうと、しっかりしたテイストが予測できますから、トカイの前、赤ワインの最後にもってくることはすぐ決まりました。

アマローネを飲むのは初めてでしたが、時折聞く印象はかなり特徴のある味との事でしたが、さすがに熟成の結果か、さほど違和感も感じず美味しく飲みました。