1959年産ワインだけを飲む会

第2回、フランス以外のワイン編


Tokaji Aszu 6-Puttonyos 1959



私が一番楽しみにしていたのが、このトカイです。先のページの、59ワインボトルの集合写真では、一番左の「木枠入りセロハン包みリボン巻き」がこのトカイワインです。色はアンバーからすこし茶色が入っていました。

実の所、トカイの甘口ワインは未だ飲んだことがありませんでした。ですから、ソーテルヌやドイツのベーレンアウスレーゼ等と比べて、どのような違いがあるのか興味いっぱいでした。

初めて口にしたトカイは大変美味しい物でした。凄く特徴のある味かと思ったのですが、最初思ったのは、「良くできたソーテルヌの年を経ているのに似ているな」と言うことです。

飲みつぎ注意深く観察すると、ちょっと独特なフレーバーが少しあることがわかりますね。それと後味に舌の奥の方で、ちょっと生っぽいと言うかチーズ臭い様な(巧く表現出来ないなぁ)テイストが残ります。もしかしたらそれが特徴なのかもしれませんし、私の気のせいかも知れません。どちらにしろとても印象的なワインでした。