2025年10月24日
_ [music] ウィーン国立歌劇場来日公演 「薔薇の騎士」(10月24日公演)
完成度が高くて華やかな、とても人気のあるオペラ演目ですが、まだ一度も見たことがない「薔薇の騎士」をやっと見ることができました。
ストーリー自体もうろ覚えなので、事前に予習として見ることができる動画を探しましたら、何とクライバーの全曲版映像がYouTubeで見つかりびっくりです。これを何度も見ました。思い返せば、昔クライバーが日本に来た時、これやったんですよね。クライバーの指揮するオペラなんてもう見られないかも、と思いつつも、まだ若かったので、わざわざその為だけに東京に行くことも憚られ、結局クライバーを見ることはできませんでした。あの時、無理すれば何とか東京に行くこともできたのに、、と、今でも時折後悔しています。
今66歳になって、やっとオペラの為だけに東京に出るようになりました。そして、この度のシュターツオパーの薔薇の騎士、本当にとても素晴らしかったです。充分堪能し、満足しました。
先々週聴いたフィガロが何かイマイチな歌手陣だったので、若干の懸念もありましたが、ゾフィー役のコランディが素晴らしいのはフィガロで分かっていましたが、他の主要な歌手さんも皆とても良かったです。
指揮とオーケストラもまた、素晴らしかったです。予習で見たクライバーの様にテンポ良く追い込むようなのとは違い、全曲を繊細でありながら雄弁に仕上げていました。オーケストラはやはりウィーンフィルです、見事なものです。
また演出も、しっかり音楽に沿ったもので楽しかったです。セットも、設置可能な範囲で壮麗さを出すために結構工夫していました。最近は、電灯による偽燈が多いのでしょうが、この舞台では本当の蝋燭をともしていまして、やはり雰囲気がありました。総じて、現在での最良の薔薇の騎士を見る事が出来たと思っています。
残念なのは、一応1Fなのですが、席が後ろの端の方しか取れず、華やかで美しい舞台があまり鮮明に見えなかったことです(オペラグラスが必要だったかも)。やっぱり、舞台物は前の方で見るのに限りますね。久しぶりに素晴らしいオペラを見ることが出来て良かったです。チケット代は結構しましたが、値段なりの価値はしっかり有ったと思います。