2025年11月23日
_ [wine] デュランドの模倣品を買ってみました。
ずっと以前から有るワインのコルク抜きのツールの一種で、2つの爪をコルクと瓶口の間に差し込み、挟んで回しながら引っこ抜くのがあります。昔「バトラーズメイト」と言う名で売っていた事を憶えていますが、最近そういう商品名のは使わない様です。英語ではツー・プロング・ワインオープナーと書かれている事が良くあります。
私も普段はラギオールとかのソムリエナイフを使いますが、古いワインには、コルクが瓶と固着してしまっている事が時折あって、そういう場合には、こういうツールが必要となります。
普通のソムリエナイフで古いワイン(今ですと1980年以前)を開けようとすると、だいたい途中で(下1/3から1/4位)でコルクが切れてしまいます。その場合、まず抜けたコルクの上部だけ取って、残りをまた慎重にスクリューをさして抜くと、コルクを落とさずにキチンと開栓できます。そこら辺りは、まぁ経験です。
それが、さらに古いワイン(概ね70年以前)となると、コルクが弱くてボロボロになってしまう事があるので、コルク屑を落とさずに開栓するのが難しくなるケースが良くあります。
プロング式のオープナーを知った時、「古いワインでは、爪を差し込む時コルクが引っ込んでしまい使えないけど、スクリューでコルクを支えてから、プロングを差し込み挟んで引き上げれば綺麗にコルクが抜けるんじゃないか」、と思った事がありました。ただそれには、低い頭のコルクスクリューが必要なのと、普通のプロング・オープナーでは爪の長さが足りないと言う事があって、単なる構想だけで終わっていました。
それから暫くして、知り合いからデュランドと言う、以前私が構想していた通りの古酒用のオープナーが有るよと教えて貰い、すぐ海外から購入しました。私の生まれ年のワインの様に、60年以上経っている古いコルクも、デュランドを使えば問題なく開栓できますので、以来ずっと使用しています。
ただ、ソムリエナイフへの愛着も有るので、概ね1970以降のワインは、コルクと瓶が固着していないかぎりソムリエナイフで開けています。
先日、別の場所でも使うかも知れないと言う事で、デュランドをもう一個購入しようとしましたが、アマゾンで3万3千円です。昔みたいに、海外から直で買うともう少し安い様ですが、そこまでの手間とリスクを取るほどでは有りませんので、その値で購入しました。
その折検索すると、デュランドの模倣品と思われる品がアマゾンで何種類も出ています。当然ながら、中華コピー物。値段は数千円から1万円を超える物まで、各種有りますね。あまり評価が付いていないので、人柱的に一番安いと思われる3千円位のを試しに購入してみました。オリジナルのデュランドとは、何と約10倍と大きな価格差があります。
届いた物を見ましたが、価格の割にはキチンと出来ています。画像左がオリジナルのデュランド、右が今回購入した中華模倣品です。懸念した、プロング(2つの爪)もまぁまぁです。プロングの長さが足りないと古いコルクには使えないので、購入前の当初の懸念は、長さとその強度でした。
比べた所、長さは同じか少し長いくらいで、問題ありません。強度は、デュランドに比べて流石に少し劣る様で、爪の「ソリ」も少ないようですが、全く使えないという事は無さそうです。
一方スクリューの方は、オリジナルに比べるとターンが少なくて、全長は若干短めですが、こちらはコルク保持だけの役なので大丈夫でしょう。スクリュー頭は、少しだけ高いですが、問題となる程では無いと思われます。
試しに昨日75のラスカズを開栓してみましたが、普通に使えました。でも、爪のソリが弱いので、コルクに刺さってしまう事が有る様です。後は耐久性がどうかと言う所です。
家で古いワインを開ける場合は、迷わずデュランドを使うのが良いでしょうが、この手のオープナーを外に持ち出す必要が有る場合には、これも役に立ちそうです。(デュランドを酔って失ってしまうとショックですから)